引退

久しぶりの投稿がこのような形になってしまい、申し訳ありません。


タイトルにあるように今年限りで自転車選手を引退することを決意いたしました。


引退に関しては2017年頃から、常々考えており、今年1月の段階で今年限りで引退することは決めていました。引退の理由はひとつではないのですが、1番の大きな理由としては自転車、ロードレースに対して真摯に向き合うことができなくなったからです。私は今まで「ヨーロッパでプロになる」「ワールドツアーで活躍する」という大きな目標を持って活動してきました。その大きな目標を叶えるために、その時々の自分の目の前にある一つ一つのレースを大切に、そして成績だけでなく自分にとって何かしか得られるレースを常に心がけてロードレースに向き合い臨んできました。その中で2017年のツール・ド・ラヴニールは大きな転換点でした。上位に入れば「ヨーロッパでプロになる」という目標に大きく近づくことができることもあって、大きなモチベーションを持って臨みました。しかし結果は惨敗して目標を見失い、その時点で一度引退を考えましたが、周りの方々の励ましもあり、まだ選手を続けることにしました。ですが以前のような高いモチベーションを持ってレースに臨むことは少なくなっていき、2018年の時も現所属チームに移籍することができなかったら引退するつもりでした。昨年は念願のヨーロッパでの活動ができましたが、不調もあったり自分自身の目標を見失うなど、自転車に対して真摯に向き合うことができなくなりました。このようになってしまったからには選手を続けるという選択肢はなく、今年限りで引退することを決意いたしました。

地元である栃木で競技を始め、多くの方々に支えていただきながら選手をして成長し、数々のレースにチャレンジできたことは大いに幸せなことでした。これまでレースを共にしてきた選手やスタッフ、そして応援したくださった皆様には深く御礼申し上げます。ありがとうございました。


今後に関しましては、競技から完全に離れることになりますが、地元で働きながら趣味として自転車に乗り続けていきたいと思います。



コメント

  1. 感動をありがとうございました。
    とてもとてもつらい、苦渋の決断だったと思います。
    少し(ゆっくり)休んでください。みんながあたたかく迎えてくれます。
    数々の国内レースでの活躍、そして3年前降雨の
    2017 JAPAN CUP 3位 #113
    AMEZAWA Takeaki / 雨澤 毅明 (JPN) 選手
    BLZ 宇都宮ブリッツェン 2:45'37" は、決して忘れません。
    それを見た全国の子供たち後輩が、雨澤選手を目指していると思います。
    サイクルモードで表彰されたあと、宇都宮ブリッツェン
    サイクルジャージにサインを頂きました。大切保管しています。
    『Qui ne tente rien n’a rien (挑戦しないと、何も手に入らない)』
    という言葉があります。
    挑戦したからこそ、人生でとても大切な“何か”を得たと思います。
    来年4月上旬にサイクルモードまたは他イベント等で、ぜひその経験を
    みんなに教えてください。
    また、次回うつのみやサイクルピクニックに参加して頂き、
    『楽しんで』ライドしてください。
    ご家族、友人等と、焼き立て・できたての餃子を食べて、
    リラックスもしてください。元気&笑顔になれます!
    (私としては、いつでも国内チームに復帰しても。と・・・。
     長文のコメント失礼しました。)

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  2. 同じ栃木県出身で、しかも地元ブリッツェンから生え抜きの選手がJAPAN CUPの表彰台にたったときは、30年以上レースを観戦してきて、一番感動した瞬間でした!
    ファンとしては、引退は寂しいし、まだ早いよと言いたいところですが、色々考えた末の決断に違いないから、お疲れさま、ありがとうと言わせていただきます。
    まだまだ人生は長いし、これから第2の人生も頑張って下さい!
    地元栃木で働いてるので、街中で見かけたら声かけます!(一般人に戻ったからって無視しないでください。。)

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