Istrian Spring Trophy プロローグ・第1ステージ


14日(木)から開催されているIstrian Spring Trophy(2.2)

プロローグである約2キロの個人タイムトライアルの後、17日(日)までの3ステージで行われます。

出場チームは前戦のPorec Trophyと同じ29チームです。


昨日のプロローグは冒頭の写真にあるような港町での個人TTでした。

結果はチーム・サンウェブのディベロップメントチームのワンツーフィニッシュ。

チームはティレンの4位が最高順位でした。

自分はというとトップから18秒遅れの163位。。。

いくら自分の苦手分野とはいえ、かなり恥ずかしい成績でした。

このままではチームから信頼されなくなってしまい、自分の走る場所がなくなってしまうと焦っていました。



そして今日の第1ステージは161キロのロードレース。

細かなアップダウンを経て、ラスト6キロから4〜5%ほどの登りが始まり、ラスト300メートルから10%のちょっとした石畳の坂を登ってゴール。

今日の自分の役割は第一に逃げに乗って山岳賞を取ること、乗れなかった場合エースのロクやベンに指示を仰ぎ彼らをフォローすることでした。

昨日の恥ずかしい走りをしてしまったこともあったため、スタート前はそこそこ緊張していました。

レースがスタートすると早速アタック合戦。

自分からアタックしても今の状態だとスピードが足らず決まらないと思ったので、他の選手のアタックにチェックする形で反応を繰り返していきました。

しかしスタートから30キロ地点ほどで決まった5人の逃げは、自分は集団の前にいたもののアタックした選手との速度差が大きくて反応できず、見送ることしかできませんでした。

自分の目の前で決まっただけに乗れなかったのが悔しいです。

そのあと10キロほど散発的な追撃のアタックがあるものの集団に引き戻されて、一旦レースは落ち着きました。

逃げに乗れなかったのでいつでもフォローできるようにロクとベンの近くにいるようにしました。

すると二人から集団を引くように支持されました。

スタートから40キロ地点、先頭とタイム差6分半ほどの状態で集団の先頭に立ってコントロールを始めました。

最初の数分は自分一人だったのでそこまで速く引けませんでしたが、徐々に他のチームも協力し始めてペースが上がりました。

日本にいた時も集団コントロールをしたことはありましたが、それよりも数倍きつかったです。

特に平坦基調のコースで集団を引くのに純粋なパワーが必要なので、自分よりも体の大きな選手と同じ出力を出すのがキツイ。

先頭に出るときは400W以上は当たり前で、一番きつかったのが前の選手が登りを全力で引いてそのあとの平坦や下りを自分が引かないといけなかった時。

自分もキツくなっている時にさらに先頭交代で追い討ちをかけられました。

また、一緒に引いてたプロコンチネンタルのバルディアーニやサンウェブのディベロップメントの選手はやはり強かった。

まだまだ自分の力不足を感じながら、スタートから130キロ地点ほどで先頭とタイム差3分半の時に集団を引けなくなり、集団後方に下がりました。

そのあとは最後の登り口までは集団についていき、登りが始まって1キロほどで集団から遅れてゆっくりとゴールしました。

結果はCCCチームのディベロップメントの選手が優勝。2位にはロクが入りました。

ロクはここ数戦確実にトップ10入りしているので、素晴らしい選手です。

強いチームメイトがいると自分にも刺激になります。


レース後にチームのみんなからグッジョブと言ってもらえて、少しホッとしました。

ですがまだまだ現状に満足せず、自分がエースを任せられる力があることを証明しなければなりません。

明日は今日よりもキツイ登りゴール。

自分の得意な登りなのでチームから求められる以上の仕事をこなして、みんなを驚かせたいです。




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