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人生を変えたレース

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先週の日曜日に住んでいるところから20キロほどのところにある地元サイクリストには有名な登りで行われたヒルクライムレースに参戦してきました。 とは言ってもアマチュアレースなのでトレーニングの一環としてでしたが。 なのでここ最近は写真のようにチーム練に言ったり、日々トレーニングです。 そんな中、自転車界ではいよいよ最後のグランツールであるブエルタ・ア・エスパーニャが始まりましたね。 でも自分は先週の日曜日に終わったツール・ド・ラヴニールの方に注目していました。 U23版ツール・ド・フランスともいわれるレースに自分は2016年と2017年に出場しました。 初めて出場した時はこのレースの本当の重要性を理解しきれずに、まともに走ることなく体調不良でリタイアしました。 しかしその後、このレースで活躍した選手がプロコンチネンタルやワールドツアーなどにステップアップしていくのを見て、「ここで活躍すれば自分にもチャンスがある!」と思い翌年のラヴニールにリベンジを誓いました。 そこにかける思いは異常な程でした。 今まで以上に自分を追い込み、食事も制限し、自分ができ得る限りの最大限のことを2017年が始まった時から常にやっていました。 そしてラヴニールが始まる頃には過去最高に体が絞れた状態(体重59kg)で調子はとても良いけど、些細なことですぐに体調が崩れてしまいそうな、ある意味極限の状態でした。 結果としてはダメでしたが、後にも先にもあそこまで徹底して自分を追い込むことができたレースはラヴニールだけかもしれません。 なぜならラヴニールで結果を出せば、ほぼ確実にプロコンチネンタル以上のチームにいけるという最高のモチベーションがあったから。 自分は本気でそう思って2017年のラヴニールを走ったのです。 今年の最終ステージで優勝したエクアドルの選手はレース後にプロコンチネンタルのアンドローニとサインをしたというツイートを見ました。 誰にでもチャンスのあるレースで、自分も本気でチャレンジしたこのレースは一番思入れのあるレースです。 間違いなく自分の人生を大きく変えたようなレースでした。

まだまだ

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写真は先週の木曜日に近くのレストランで頼んだ食事です。 たっぷりの野菜と鶏肉、そして蜂蜜のドレッシングがかかっていて、選手としては完璧なメニューです。 さて昨日の日曜日に、チームがチェコツアーに出場しているときに、残ったメンバーでクロアチアのアマチュアレースに出場してきました。 140キロを出走40人ちょっとのレースで規模の小さいレースでしたが、しっかりとキツイレースでした。 何しろ人数が少なかったので、常に集団でローテーションしているかアタック合戦をしていて休む暇がなかったです。 結果としては負けましたが、アタックに対応できたり自分から仕掛けることができたりと、少しだけ自分らしい走りができたのは良かったです。 何よりもレースを楽しむことができたのは久しぶりでした。 そしてレース翌日の今日、普通は回復に専念するのですが、ある程度しっかりとトレーニングをしました。 疲労感も感じつつも体はしっかりと動いてくれました。 疲れていても追い込むことができるのも久しぶりです。 昨年まで当たり前にできてたことが徐々に戻ってきて嬉しい限りです。 まだ昨年比で7〜8割程度ですが。 明日はチーム練で、なんでもキツイ周回練習だとか。 しっかりとトレーニングをして、さらに自分を取り戻していきたいと思います。

日々トレーニング

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今日はチーム練でした。 先週もチーム練があり、内容はカーペーサー練が多いです。 カーペーサーで普段出ない速度域での練習になるのでスピードアップには最適な練習です。 最初の頃は苦手だったこの練習も最近では慣れてきました。 さて、調子の悪い状態でスロベニアに戻り、まずは昨年までの自分を取り戻すようにトレーニングを継続してきました。 「今の自分は昨年、一昨年よりも弱い状態だ。だからパワーメーターなどの数値が悪くても気にする必要はない」 と自分に言い聞かせて、焦らせないように気をつけています。 その甲斐あって、上手く軌道に乗せられてきました。 しかしだからと言ってこの状態でレースに出たらまた逆戻りしそうな気がするので、当初予定していた今週に行われるCzech Cycling Tour(2.1)はパスすることにしました。 これでしばらくレースが空くので集中してトレーニングができます。 この期間でできる限り自分を取り戻して、もうすでに数少ないレースに向けて準備をしていきたいと思います。 そしてまだ今年のレースで自分本来の走りができていないので、せめてその走りがしたいと思う今日この頃です。

お久しぶり

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Tour Alsace 3rdステージスタート前にトマ・ヴォクレールさんと お久し振りになってしまいました。 前回の更新が6月の全日本前でした、、、 なぜ更新をおろそかにしていたかというと、レースで良いことが一つもなくネガティブなことしかなかったからです。 そんな事をブログで報告するのも嫌気がさしていたのです。 とは言ってもせっかくブログを開設したのだから、簡単にここまでの事後報告的な事をしようかと思って今日に至りました。 まず全日本ですが、レースの最初からずっときつく、2時間経ったところあたりで足がつってリタイアしました。走れる自信はなかったとは言え、ここまで走れないとただひたすらショックでした。 その後、JBCF石川ロードにも出場し、逃げに乗ったりして多少良い感触を得ることができましたが、本調子には程遠いものでした。 ヨーロッパに戻り、最初のレースはナショナルチームとして出場したスペインのOrdiziako Klasika(1.1)でした。結果としてリタイアしましたが、自分自身の感触としては悪くはなかったので徐々に自信を取り戻しつつありました。 そして次戦はフランスのTour Alsace(2.2)でした。登りが厳しくUCI2クラスとは思えないほどレベルの高いレースでした。これも結果から言うと第3ステージの序盤で遅れタイムアウトでリタイアとなりました。自分の得意分野である登りで全く走れず、かなりショックでした。 以上のレースは自分本来の走りができればどれも上位の成績を目指せるはずなのですが、それにカスリもしない現状に腹立たしくも感じます。 自分を見失わないように、自分本来の走りをまずは取り戻したい。 昨日ナショナルチームを離れてスロベニアに戻ったので、この自転車だけの環境で自分を戻すことに集中したいと思います。