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現在の自分の状態について

ツアー・オブ・ジャパンが終わり、スロベニアに帰っております。 現在の自分の状態ですが、ツアー・オブ・ジャパンではリタイアで終わるほど、かなり悪い状態です。 今年のこれまでを振り返ってみると、こうなってしまったのは仕方のないことかもしれません。 昨年の12月に膝を痛めて1月下旬までまともに自転車に乗れなかった影響で、十分な準備を出来ずにシーズンインをして、初戦のクロアチアでのレースは何とかなったものの、その後が続きませんでした。 冬場の乗り込みの基礎体力作りが不足している感じです。 しかし、それ以上にここまでのレーススケジュールを無理をしてしまったのが一番の原因のような気がします。 3月にクロアチアでレース、4月上旬にはナショナルチームでマレーシアでレース、その10日後にフランスでレース、2週間後に日本でレース。 レースの数もそうですが移動がかなり無理をしてしまったと思います。 2ヶ月半でヨーロッパとアジアを2往復半。 移動するだけでもかなり疲労しますし、時差ボケ、寒いところから暑いところへの急激な環境の変化、その上でレースなのでいつも以上に疲労が溜まっていきました。 また、これが短期間で繰り返されてしまうと調整日が多くなり、しっかりとしたトレーニングが少なくなって、調子を上げていくことが難しくなっていきます。 結局、今年に入ってから良い状態でレースに臨むことができておらず、むしろ悪い状態が続いており、ツアー・オブ・ジャパンでは鼻血が出るほど疲労が爆発してしまいました。 ここまで悪いと「今年はこういう年なんだ」ともう開き直るしかありません。 チームからは「ヨーロッパ1年目なのだから仕方ない。焦る必要はない」と自分を落ち着かせてくれるので、ありがたいです。 今後の予定としては、6月9日にイタリアで、13〜16日にオーストリアでレースをして、全日本選手権に出場して、今年前半の一区切りになります。 一応レースは続くわけですが、今の状態で無理してレースに合わせて走ってもさらに状態を悪化させるだけなので、無理しない範囲で走るしかなさそうです。 今はリカバリーに努めて、夏以降しっかりと走れる状態にしていきたいと思います。

ルーティン化

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チームの寮も台湾からペンもやってきて4人になりました。 オーストラリアと台湾、そして日本。 多国籍ですね。 さて、ヨーロッパに来てから2ヶ月が経ちましたが、やっと生活のリズムが確立してきた気がします。 今まで一人暮らしをしてこなかった分、日々の自炊や洗濯などの家事が非常に面倒くさく、少ならからずストレスを抱えていました。 このような事が日々のトレーニングに悪影響を与えたりするのです。 常に疲れているような状態でトレーニングをするのでなかなか調子が上がらなかったり、それでさらにストレスを感じたりと悪循環に、、、 しかし、毎朝同じものを食べて、毎回同じ補給食を持ち、おなじみのトレーニングコースに行き、練習後の食事も毎回同じものを食べる。 ルーティンが決まってしまえば、今まで感じていたストレスはほとんどなくなり、以前のようにトレーニングに集中できるようになってきました。 お陰で調子も順調に右肩上がり。 もちろん、休養日のような時間に余裕があるときはいつもと違うことをして、メリハリをつけています。 さて、今トレーナーから送られてきた明日からTOJまでのトレーニングメニューを見て、ビビりまくっています。 100%の状態でTOJに臨むことは難しそうですが、できる限り良い状態に仕上げていきたいと思います。

チームの取り組み

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昨日まではブルターニュの疲れを取るための休養期間でしたが、今日から再びトレーニング再開です。 今日から3日間は登り中心のメニューになります。 今日もしっかり登ってきました。 トレーニングが終わり、ゆっくりしているとチームハウスの方に呼び出されて、行ってみるとジュニアチームの子供達が集まって自転車の洗車&パンク修理講座が開かれていました。 チームは普段から近くの公園?で自転車安全教室もやっていたり、有望な選手の発掘はもちろん、自転車を安全に乗るための取り組みをやっていたりしています。 自分が以前所属していたブリッツェンやブラーゼンでも同じようなことをしていますね。 そんなところに少し懐かしさを感じた今日でした。

ブルターニュ

またまた久しぶりの投稿になりました。 レース期間中はレースに集中したいのと体を少しでも休ませたいので、なかなかブログを更新する気が起きないのです。 さて、この前のツール・ド・ブルターニュですが、恥ずかしい話コテンパンにやられてきました。 心身ともに中途半端な状態ではレースでまともに走れませんね。 誤魔化しなんて効きません。 第1ステージが一番悪くて、山岳ポイントのペースアップで遅れた挙句、そのあとチームカーからボトルを受け取るのをミスして落車してしまったり、ひどいレースをしてしまったものです。 その後も集団について行くのが必死な状態がしばらく続きましたが、日を追うごとに調子が良くなってきました。 それでも依然として力の差はあり、勝負所に絡みに行く余裕は全くありませんでした。 特に絶対的な出力とスピードが自分にはまだまだ足りていません。 自分の苦手とする分野とはいえ、序盤のアタック合戦にしっかりと対応できるくらいの最低限の力がないとこの先は通用しませんね。 とはいえ、レース始まる前の悪い状態をレースをしながら徐々に修正できたところは良かったのかなと思います。 最終ステージでリタイアしてしまいましたが、調子が上向きのまま終われたのでレースの疲れをとりつつ、今後のトレーニングでさらに調子を上げていきたいと思います。 今回のレースはUCI2クラスのレースでしたが、かなりオーガナイズがしっかりしていてレース中はもちろん、それ以外の部分(レース前のチームプレゼン等)に関しても質の高いものでした。 レース中は苦しくて早く終わって欲しいとかなり願っていましたが、今となっては万全の状態でまたチャレンジしてみたいと思えるレースでした。 次戦はツアー・オブ・ジャパンになります。